少し前に井上靖の「しろばんば」を読み返したこともあり(その記事は下にリンク)、その小説の舞台となった湯ヶ島というところに興味を持った。温泉地であり、井上靖が幼少のころを過ごしたところであり、また川端康成の伊豆の踊子の舞台でもある。そんな場所なので、聖地巡礼ではないが、温泉旅行を兼ねて行ってみることにしたのだ。 目次 場所 小説「しろばんば」の舞台 場所 湯ヶ島は伊豆半島の真ん中に位置している。私は車で行ったのだが、東名から伊豆縦貫道を通っていくと便利だ。電車で行く場合には、三島から修善寺まで伊豆箱根鉄道で行き、そこからバスで湯ヶ島へ向かうことができる。また、東京駅から踊り子号に乗って修善寺まで…