ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。 祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身の大怪我を負ってしまった。 それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。 ところが、次々と起こる不可解な出来事に巻き込まれてしまう――。http://good-bye-debussy.com/
中山七里による小説。「岬洋介シリーズ」の第1弾作品。
ピアニストを目指す少女が、火事に巻き込まれ全身火傷の大けがを追いながらもコンクール優勝に向けて奮闘するが、彼女の身の周りで殺人事件が起き、巻き込まれていくというストーリー。
2009年、第8回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞。2013年1月に映画化。