Berryz工房の須藤茉麻と熊井友理奈の組み合わせに対する呼称。
元はラジオ「Berryz工房 起立!礼!着席!」の中で進行を勤める日直コンビの愛称であったが、
現在の日直は例外もあるが1人制に移行しており日直としての意味合いは小さくなりつつある。
初めて「くまぁず」として日直を務めたのは2005年11月8日、最後は2007年5月22日。
年齢は須藤茉麻が熊井友理奈のひとつ上。ハロプロ屈指の長身コンビ。
2. 特徴 3. くまぁずのポーズ a. 決めポーズ b. 決めゼリフ c. 立ち位置 d. 参考映像 4. 表記 a. 公式表記 b. とっくまぁず 5. エピソード 6. 関連用語 |
「くまぁず」の由来は2人の名前の一部「熊井」と「茉麻」を組み合わせ複数形にしたもの。他の媒体における説明も下記とほぼ同じ。
くまぁずでぇ→す
Hello! Project 2006 Summer みんな大好き、チュッ!9 笑顔!変顔!決めポーズ!(竹書房)
*「くま」と「まあさ」を合わせてぇ くまぁずです
現在2人は会話の中でお互いのことを「茉麻(まあさ)」「熊井ちゃん(くまいちゃん)」と呼び合うのが通例。
ここに至るまでには遍歴があり、須藤茉麻のことは「まあさちゃん」→「まあさん」→「まぁ」を経て*1「まあさ」に落ち着く。熊井友理奈のこともかつて「ゆりなちゃん」と呼んでいたが、現在は殆どのメンバー・ハロプロの先輩を含めほぼ「くまいちゃん」に収束する。また須藤を主に「まあさ」と呼ぶメンバーは意外にも熊井のみで、他は親交の深い先輩達。メンバーは大抵「まぁ」と呼ぶ*2。また、2人で手紙交換をするとき限定で「まぁゴロー・くまゴロー」*3もある。
なお番組でも他人とは違うニックネームで呼ぶのが好きと公言するメンバー嗣永桃子と菅谷梨沙子からは「すーちゃん・くまいちょー」「ママ・ゆり」等と非常に特殊な呼ばれ方で、逆にくまぁずはメンバー内で清水佐紀のことを「キャプテン」と呼ぶのが主流のなか共に「さきちゃん」を堅持する。
同ラジオ番組内では日直を務める全てのペアに日直名があり、現在20以上の日直名が存在するものの同番組外のメディアで日直名を使うことは通常ない。しかし「くまぁず」は番組外でも自分達で使用したり他のメンバーからも呼ばれることがある。そしてファンもラジオを離れればメンバー内のペアを日直名で呼ぶことが珍しいなか、この2人に関してはむしろ日直名こそが定番で、従来の定番「ゆりまあ/ゆりまぁ」等ファン由来の呼称はほぼ一掃されるなど、数ある日直名の中で希有な特徴を持つ。
このような背景には、他の日直名が奇抜なネーミングが多いなか馴染みやすいものであったこと。そして2006年10月31日放送の同番組内で「パッと思い浮かぶ、この2人が意気投合すると手がつけられないメンバー」という質問にキャプテン清水佐紀からお揃いの服とヘアスタイルで収録にやってきた「熊井ちゃんと茉麻ちゃんには手がつけられません」と名指しされたり、雑誌のインタビューで揃えると1つのハートになるキーホルダーを購入して持っていると答えたりしているように、非常に仲が良いことを伺わせる逸話が多いこと、そしてなにより2人がくまぁずという存在をとても大切に育てていることが理由として考えられる。
くまぁずはハロプロ公式ユニットではないが、デビュー当時一緒に仕事をすることが多かった事務所の先輩ダブルユーを参考にしたと思われる独自ルールがあり、俗にくまぁずのポーズと呼ばれるものとその付随設定がそれである。この特徴はラジオでは使いにくいこと、そしてあとで述べる環境条件に合致しないことから、ラジオ以外において発揮される事実上の仮想ユニットくまぁずのアイデンティティの主体と言える。だが2人が所構わず常にくまぁずを前面に押し出しているかと言われればそれはノーであり、Berryz工房のチームワークを第一に考え基本的に2人だけのシチュエーションでなければそのような一面は見せない慎ましやかさも持ち合わせるため、舞台裏まで観ずに表舞台だけを観ていると気付きにくい特徴となってしまっている。ファンから見れば残念であろうが、単なる仲良しコンビとしての一面は所構わずといっていいほど常に見せる。
ただし、2010年3月31日発売の『雄叫びアルバム』には、この二人で歌う「グランドでも廊下でも目立つ君」が収録された。
くまぁずには登場・挨拶・写真撮影などにつかう決めポーズがあり、通称「くまぁずのポーズ」と呼ばれる。
2人が横に並び外側の腕は手をグーにして頭に置き、内側の腕は指を曲げたピースサインにして前へ出す。通常このポーズは公式写真、写真集、DVDなどでツーショットになったときだけ行われるが、稀に例外もあり清水佐紀が加わった3人バージョンも存在する。またデコレーションを施した写真では手をグーにした部分を茶色で丸く塗るのが慣例のようである。
これに限らずくまぁずの言動のモチーフには動物の熊が使われることが多く、これもまた熊の耳をモチーフにしたポーズである。
上記のくまぁずのポーズを行うとき、2人で声を揃えて「くまぁずでーす」と挨拶する。穿った評価をすれば無難でリズム感に乏しいコピーであるが、好意的に見れば以前のハロプロデュオにありがちな2人揃ったら悪戯三昧するようなタイプとは違い、一風変わったおっとり控えめ真面目キャラのデュオを巧く表している“らしい言い回し”と言えなくもない。
くまぁずの由来が2人の名前を組み合わせたものであるため、公式写真のツーショット撮影ではポーズの有無に関わらず、向かって左が「くま」の熊井、右に「まぁ」の茉麻になるよう心掛けているようである。また立ち位置が逆の場合はくまぁずのポーズはしない。
しかし、くまぁずと名乗る前のくまぁずの源流となるポーズでは立ち位置は意識されておらず、そこからもくまぁず命名を切っ掛けに意識しはじめたことが伺える。ちなみにくまぁず命名以降のツーショット公式写真を確認したところ19枚中17枚がくまぁず並びになっており、残る2枚も極く初期のものや珍しい屋外での撮影写真である。またこの立ち位置の固定が見られるのは公式写真だけで、他メディアや、公式写真であっても3人以上だと顕著な特徴は見られない。
「くまぁず」とよく似た呼称に「とっくまぁず」というものがある。これは近ごろ同ラジオ番組内ジングルやアルバム曲およびコンサートで組むことが多いくまぁずに徳永千奈美を加えた3人トリオのことを指す。こちらはファンが考えた造語であるため自分達で使ったり独自ルールの設定はない。故に公式表記の定義は難しいが、由来を考えれば「とっくまぁず」に分があるように思うものの、入力のしやすさもあってか「とっくまあず」を使う人も多い。