信越本線の新潟〜新井間を結ぶ、新潟都市間快速列車の名称。運転されている地域の旧地名、「頸城」からきている。
かつて最終的に新潟〜高田間を結んでいた特急「みのり」を快速に格下げされた列車である。
使用車両は新潟車両センター所属の485系6両のT16-17で、この2編成は基本的に、くびき野専用車となっている。
直江津〜新井間は、同じく特急型車両(189系)を使用する「妙高」号(直江津〜長野、快速運転の1本を除きすべて各駅停車)と運転区間が重複する。
運用は1日3往復設定されてある。
停車駅は、新潟-新津-加茂-東三条-見附-長岡-宮内-柏崎-柿崎-直江津-春日山-高田-南高田-脇野田-北新井-新井
車内は、1号車前寄りがグリーン車指定席、1号車後ろ寄りと2号車が普通車指定席、3〜6号車が普通車自由席。
くびき野運転開始からしばらくは、新潟車両センター所属の485系4両のT21-22で運転されていた。
なお、くびき野とは別に、定期運転を取りやめた急行「きたぐに」の新潟口の代替と、朝晩の通勤通学の利便を図るため、新潟〜直江津間に快速「おはよう信越」号(新潟行き)・快速「らくらくトレイン信越」号(直江津行き)が各1本ずつ運行されている。運行時刻はかつての急行「きたぐに」にほぼ沿う形で前者はくびき野1号より早く直江津を発車し、後者はくびき野6号より遅く新潟駅を発車する。
「おはよう信越」号はグリーン車連結で、普通車も含めて全車指定席。「らくらくトレイン信越」は乗車整理券を別途購入することで利用できる(乗車整理券のみでグリーン席に着席できる)。停車駅はいずれもくびき野とほぼ同じだが、宮内駅を通過する代わりに来迎寺駅に停車する他、新潟行きの「きたぐに」(新津から快速)が停車していた亀田駅を通過するなど一部差異がある。