1959年〜1988年の間、国鉄(現・JR北海道)で運行されていた急行列車の愛称。運行開始当初は、気動車*1を使用した準急列車であった。
1968年に、まず1往復で711系電車での運行が開始され、翌年1往復を除き全て電車化された。なお、この列車が北海道内における電車優等列車の先駆けである。
札幌 − 野幌 − 江別 − 岩見沢 − 美唄 − 奈井江 − 砂川 − 滝川 − 江部乙 − 妹背牛 − 深川 − 納内 − 旭川
ただし、列車により上記停車駅の一部を通過する列車もあった。また、この列車は札幌〜手稲・小樽間を普通列車として延長運転するものも存在した。
1988年に廃止され、以降はエル特急「ライラック」、「ホワイトアロー」、「スーパーホワイトアロー」と停車駅は少なくなったものの函館線の優等列車は受け継がれ、現在は「スーパーカムイ」として、カタカナ表記ではあるが「かむい」の名が帰ってきた。
*1:キハ22系・40系・54系・56系。このうち、40系は1980年頃から、54系は最晩年の1987年に使用されていた。22系・56系ははじめから使われていたものと思われる。