うぬぼれ刑事

記念すべき初回記事はやはりこれからだろう。TBS系2023年冬金曜ドラマ「不適切にもほどがある！」。宮藤官九郎担当の久々のプライム帯ドラマ脚本としても話題を呼び、終わってみれば一つの社会的現象と言えるまでの高評価を得た。実はこの文章を書いてる自分は、まだ高３なのに「あまちゃん」と「マンハッタン」あたりを除いてほぼ全てのクドカンテレビドラマを見たというなかなかのヘビーウォッチャーである。そういった視点からも見ていきたいと思う。 葛藤を見る まずは主人公の葛藤がどうなっているかから。初回記事なので丁寧に書いておくが、葛藤とは主人公の究極の目的と、それを妨げる障害から構成される。そして画面上に人物の…

金曜ドラマ『不適切にもほどがある！』（2024年1月期TBS系・毎週金曜よる10時）が面白い。1986年から2024年に事故的にタイムスリップしてきたダメ親父・小川市郎（阿部サダヲ）が昭和の価値観を振り回しながら令和の価値観と衝突していくドラマだ。「せっかく人権が尊重されるようになった令和を『息苦しい』と揶揄する昭和礼賛ドラマだ」という批判も見かけるが、私にはそうは思えない。宮藤官九郎という脚本家が、自身のキャリアを賭けて首を洗って差し出しているような作品ではないか。6話まで放送された時点でドラマ全体の真価は見えないが、少なくとも今言える宮藤官九郎論をまとめていく。 「大人しくない」純子が指摘…

第8話ゲスト（左から）宮下今日子、小関裕太、紺野まひる、遠山景織子（C）TBS 俳優・阿部サダヲが主演を務める、TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある！』（毎週金曜 後10：00）の第8話（15日）のゲストが発表された。 【イメチェン!?】”清楚系”なヘアスタイルを披露した純子 同ドラマは、宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎（阿部）が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。 第6話では、市郎（阿部）と共についに純子（河合優実）まで令和にタイムスリップ。未来の娘…

四百三十九日目 家に異常は見られない。 四百三十九日目 家に異常は見られない。 ・うぬぼれ刑事 ・花より男子 ・古畑任三郎 １ わたし、二番目の彼女でいいから。(7) 西条陽 電撃文庫 3月8日発売 ２ あんたで日常(せかい)を彩りたい 駿馬京 電撃文庫 3月8日発売 ３ リコリス・リコイル Recovery days アサウラ 電撃文庫 3月8日発売 ４ 無慈悲な悪役貴族に転生した僕は掌握魔法を駆使して魔法世界の頂点に立つ ～ヒロインなんていないと諦めていたら向こうから勝手に寄ってきました～ びゃくし GA文庫 3月15日発売 ５ ひきこまり吸血姫の悶々(13) 小林湖底 GA文庫 3月15…

気がつけば、もう2月 昨年末書き出して、そのままだったものをまとめておこう ４曲21分22秒のシングル ブツは、アラン・トゥーサンがブルーノートに何度も来ていた頃 こんなのがあるんだ！と、購入したものの 未開封で放置していたもの 昨年秋口からの昼休憩時のアマゾン・プライムは ドラマ『IWGP』 クドカンはやっぱり凄いと 続けてみたのが『うぬぼれ刑事』 我が家で、唯一の中島美嘉 開けるタイミングは今しかない ALL HANDS TOGETHERの ① オリジナル ③ リミックス ④ インストゥルメンタル ピアノがアラン・トゥーサン パーカッションにシリル・ネヴィル ニューオーリンズ・サウンドに …

まーちゃんはコメディドラマがだぁ〜いすき！！コメディドラマしか見たくなぁ〜い！ 今期はクドカンのドラマも始まったし、ネトフリでティナフェイのドラマを見てて、改めてコメディドラマ最高……になってる。 特に今はティナフェイって脚本家が1番。めっちゃ面白い。クドカンもそうなんだけど、ティナフェイのドラマは本筋とはあまり関係ないギャグが沢山入っていて最後はちょっといい話なやつ。あと下ネタとかパロディ多め。これは銀魂もそうだよね。 私は銀魂で人格が形成されてる。。。 銀魂を初めて見たときに自我が芽生えた。。。 同世代はみんなそう。。。 ティナフェイのドラマは ・アンブレイカブルキミーシュミット ・ガール…

こんにちは！malcoです。 「不適切にもほどがある！」第１話が放送されました。 以下、ネタバレを含む感想です。 視聴がまだの方はご注意ください。 ざっくりあらすじ 1986年。昭和の時代を生きるオヤジ・小川（阿部サダヲ）は、生徒たちから「地獄のオガワ」と呼ばれ恐れられる中学校の体育教師だった。家庭では高校生の一人娘・純子（河合優実）を男で一人で育てており、娘の非行に手を焼いていた。 ある日、バスに乗ってタバコを吸いながら居眠りをしてしまった小川は、気がつくと令和の時代にタイムスリップしていた！見たこともない機器を使う人々が行き交う光景に慌てた小川は、馴染みの店を見つけて飛び込む。カウンターで…

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています（詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください）。 阿部サダヲさん主演ドラマ『不適切にもほどがある』第1話が放送されました。1986年と現代の二つの時代を描く本作は宮藤官九郎作品の価値観の変遷という意味でも、父と子の物語という点でも重要な作品に位置づけられると思います。 放送日・あらすじ 放送枠 放送日 公式サイト 基本情報 原作 脚本 キャスト 感想 宮藤官九郎 注意書き 1986年 時代の描き方 気になった点 おわりに 放送日・あらすじ…

『水戸黄門』の昔から、勧善懲悪はエンターテイメントの基本です。悪いやつを懲らしめるってのは、そんなに簡単じゃないってことをみんなが知っているので、問題が解決すると便秘解消みたいな爽快感がある。だから、刑事ドラマがなくなりません。 しかしながら、世の中が刑事モノだらけになると、主人公が優秀な捜査能力を持っているだけでは差別化が難しいため、ヤケクソとしか思えないようなタイトルが出現します。 『スケバン刑事』『刑事110キロ』『おばさんデカ』『うぬぼれ刑事』『ケータイ刑事』『コドモ警察』『刑事ヨロシク』『刑事貴族』『富豪刑事』『育休刑事』…育休ねぇ… 制作サイドは、タイトル設定から逆算して、ストーリ…