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『奇想天外』

(読書)
きそうてんがい

SF雑誌。編集長・曽根忠穂

出版社の変遷

  • 第一期(月刊)
    • 盛光社/すばる書房盛光社:1974年1月号〜10月号
  • 第二期(月刊)
    • 奇想天外社:1976年4月号〜1981年10月号
      • 他にワンテーマの『別冊奇想天外』や、SF漫画誌『マンガ奇想天外』も発行された。
  • 第三期(季刊)
    • 大陸書房:1987年〜1990年にかけて12号まで発行(タイトルは『小説奇想天外』)

輩出した作家

第二期『奇想天外』では奇想天外SF新人賞という小説新人賞を設け、新しい才能の発掘にも努めていた。選考委員は、星新一、小松左京、筒井康隆の三氏が務めていた。第一回の選考で、星新一が新井素子を絶賛し、他2名の反対を押し切って佳作にしたのは、有名なエピソード。
受賞者と受賞作は下記の通りである。

  • 第1回(1977年/発表は1978年2月号)
    • 入選:なし
    • 佳作:
      • 新井素子「あたしの中の……」
      • 大和真也(大和眞也)「カッチン」
      • 藤原金象「ぼくの思い出がほんとうなら」
      • 美作和男「ローレライの星」
      • 山本弘「スタンピード!」
  • 第2回(1979年/発表は1979年3月号)
    • 入選:なし
    • 佳作:
      • 甲州(谷甲州)「一三七軌道旅団」
      • 竜山守「ヘル・ドリーム」
      • 牧野ねこ(牧野修)「名のない家」
  • 第3回(1980年/発表は1980年9月号)
    • 入選:なし
    • 佳作:
      • 児島冬樹「ドッグファイター」
      • 中原涼「笑う宇宙」

『奇想天外2.0』

2007年、イーストプレスから刊行が開始されたが、これは「オカルト系・20世紀文化検証雑誌」(?)であり、編集長は曽根ではなく、従来の『奇想天外』とは直接の関係はない。

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