クラシックを語る。
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マダム・マールはピアノの名手だった。 ヘンリー・ジェイムズの小説「The Portrait of a Lady」と同名の映画では、彼女がシューベルトの即興曲(op90−4)を弾いているところに、主人公のイザベルが登場する。 16分音符で一気に駆け下りる華やかな出だしだが、重厚な和音の連なりのフレーズや中間部の扱いで弾き手の個性と技量が出る。 ショパンの叙情性、モーツァルトの端正な可憐さとは違う。 …
youtu.be またもオホーツクのサントラ繋がりで、ラモーを聴こうっちゅー事で検索してたら、何とワシの最近の大注目アーティスト、クルレンツィス指揮ムジカエテルナでラモーの管弦楽曲集がリリースされとるやない!この中にオホーツクで使われてたクラブサンの曲をオケにしたのも入ってたし(  ̄▽ ̄) でラモーとか全然まともに聴いた事なかったんで、詳しく語る資格はないんすけど、この演奏がよくあるバロック音楽の…
シュールなパフォーマンスが炸裂する作品紹介の続きだよ!前回はこちら。 www.zakuroiro.net
. さて、『皇帝』第1楽章の“鬼気迫る”パッセージを分析したいと思いますが、 今夜は、説明の都合上、音源を変えてみます↓こちらは、楽譜が出るので説明に便利‥ ただ、問題のパッセージの迫力はいまいちです。『皇帝』全体の華麗な流れの中にキレイに埋没させちゃってる感じです。 同時に鳴る声部(ピアノなどは、いつも3ないし4つの声部を同時に弾いている)のうち、どれを強調するかで、印象はずいぶん違ってくるもの…
モーツァルトのクラリネット協奏曲の第3楽章をピアノソロ用に編曲中。 以前の記事はこちら。 モーツァルトのクラリネット協奏曲をピアノで モーツァルトのクラリネット協奏曲をピアノで その2 以下、前回の続き。あくまで制作過程なので完成までに色々変わると思う。 57小節目〜、副主題の提示。このテーマが個人的にとても好き。チャーミングでモーツァルトらしい。この前打音を伴った動機はこれから様々な形で用いられ…
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