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煙草をふかしながら、今日も何もなかったとため息を吐く。くだらないテレビ番組に笑わされたあとは特に気分の落ち込みが酷い。何もかもが相対的で中身のない空虚なものに思えて、ぐるぐると止めどない考えに身を任せていると時計が軽々と頂上を超えて日付を変える。この人生もまた、くだらない。 何か気分を変えようとシャワーを浴びてみるも、ぼうっとした頭に浮かんでくるのは過去の失態や、他人からの辛辣な言葉、リフレインの…
どうも、ペンギンです。 普段はモノカキ――文章を書く人を支援する記事を書いているのですが、今回は読む人を応援する記事です。 というか、私自身が使ってみて感動したので、ご存知ない方のために共有します。 今回紹介するのは、自動で次のページを表示してくれるブラウザ拡張「AutoPagerize」です。
とある女の子 何も聞きたくない。騒ぐな。五月蝿い。こんな所、居たくない。どうせあたしの事なんて何一つ知らない癖に。 ああ、死にたい。死ぬ時の痛みとかが嫌で死ねないけど。安楽死の方法なんて、検索しても引っ掛からないし。寧ろ自殺は駄目とか、そんなのばかり出てくる。鬱陶しい。放っておいて欲しいのに。 とある男の子 扉を開ける小さな勇気を閉じ込めた。怖いという一心でその場から逃げ出して、近付くことすらでき…
私は旅をしている。美しい果実を探して。幼いころ、寝物語に聞いた話。その果実を食せば、その人間には人外の力が備わるという。その果実を食し力を手に入れた者は、自らの望みをかなえたという。 「あの木さ」 子どもが指差したのは低い落葉樹。ほとんど葉が落ちて、むきだしの枝が風に揺らいでいた。 私はついにたどりついた。美しい果実の地に。伝説通り、いくつもの険しい山を越えた先にある深い谷、その底にある小さな村。…