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運動会となると かあさんがスイカを買ってきてくれたそれは冷蔵庫が小さかったせいで洗濯機にいれられて冷やされた 運動会よりかあさんのスイカが好きだった かあさんが入院した時 僕は中学二年生で無菌テントでたくさんの管に繋がれたかあさんを見るのがつらかった かあさんは母親に 「わしはそんなに悪いように見えるかい?」と聞いたそうだ 僕はかあさんの姿を見るのが嫌であまりお見舞いに行かなかった かあさんは母親…
春の芽吹きが始まる時は始まりと終わりが重なる季節。 桜の花びらが優しいピンク色で送り迎え。 新しい友と出会い、いつも一緒にいた仲間と離れる時。 笑顔と涙が交差して出会って離れてまた交差する。 たんぽぽの綿がフワフワ浮かぶように、 期待でフワフワ。不安でフワフワ。 進むべき道に覚悟を持って歩き出す向上心豊かな人。 不安だらけだけどその重い足取りを一歩踏み出す勇気ある人。 歩いて走って、疲れたらまた歩…
朝、目が覚めると そこにはいつもの部屋があって 使い古したベッドの上にいて 否応なしに また現実が再生されていることを 突きつけられて 愕然となり あぁ、さっきまで見ていた夢は なんだったんだろうかと ぼんやりとした印象しか もはや思い出すことのできない 昨晩の夢の内容に思いを馳せては どうして現実はどこまでいっても どうしようもなく 同じように続いていくのだろう 続いていくしかないのだろうと し…
執着するのが悪いのか。 依存するのが悪いのか。 世間ではそう言う。 でも、そうかな? 私たちはずっとずっと、「それが愛なんだ」と教えられてきたから。 そういうモノだとずっと信じていたから。 だから、それを表現するしかなかった。 そう、表現なんてホンの僅かな表面上のモノ。 ココロを表そうという手段。 そしてそれは一人一人違うの。 当たり前に… でもヒトは期待してしまう。 自分の知っている愛を表して欲…
星砂のように、 さらさらと、 手からこぼれ落ちてゆく 記憶たち。 思い出作りにと、 遠出して、 旅行して、 さぁ、3年後、 5年後。。。 はっきりと 思い出せますか? いったい私は、 なにを 記憶に刻んでいるのでしょう。 目を閉じて、 過ぎ去った過去は、 キラキラと 霧散させます。 それで十分。。。
嵐を切り裂く光の緑龍闇にうごめく無音の天使鋭く光る瞳の強さを炎の秤が示してる ドレミの精の卓上パレード くるくる回るエルフたち夢に輝く魔法の強さを杖の光が示してる ほら、あなたも目を凝らそう大人も夢の世界を見よう 日本の空気を欧米で缶に詰めて売ってる魔術師フランスの水をボトルに詰めて日本で売ってるコロボックル ん?まだまだ現実的だおとぎの世界に近づこう 紙を刷ってお金を生み出す現代社会の錬金術師宇…
山とどろく咆哮が聞こえ私は目を覚ます虎がやってきた 月日を見失うほど遠い昔虎は私を殺して食べた湖に浮かぶ月影だった私を 殺されること食われることそこに恐怖はなかった夜に聞こえる千万(ちま)の声のひとつになること季節のめぐりにさざめく魂のひとつになること私は此岸を離れた 星流れ落ちる山影に虎はいる すべやかな金色の毛皮闇を取りこんだ青い瞳幾多の鳥獣を牙にかけ臓腑を引き裂いた爪研いで虎はますます美しい…