[引用]語る禅僧(2)

語る禅僧(2)(以下、引用)遊行中の上人が、ある武士の館で念仏を勧めた。そこは酒宴のたけなわだったが、主人の武士は装束をあらため、口を漱いで念仏を受けた。上人がそのまま立ち去ると、この武士は、あの坊主は日本一のインチキ坊主だと言い放った。そこで客人が、だったらなぜそんな僧から念仏を受けたのかと聞く…